野球やサッカーなどスポーツの試合が放送されると、テレビの前で応援したり、感動したりする人も多いと思います。
試合には「勝ち・負け」が伴いますが、高校野球では負けたチームも勝ったチームも、最後は笑顔でお互いの健闘をたたえる場面が多く見られたような気がします。
よく『相手の選手を称賛(しょうさん)する』と言いますが、これは『相手を良いと認め、ほめる』という意味です。でも認めてほめるって、なぜ大切なのでしょうか。
皆さんは、友達が一生懸命努力したけど上手くいかなかった時、つい「しょうがないよ」「気にしなくていいよ」というような言葉を口にしてしまうことはありませんか?
この言葉は、言い方にもよりますが「なんでもうちょっと頑張れなかったの?」というニュアンスが相手に伝わってしまうことがあります。
自分は精一杯努力したのに上手くいかなくて落ち込むことって誰でもありますよね。そんな時こそ「よく頑張った!」という、努力を認めてくれたひと言が心の支えになり、また頑張ろうという気持ちにさせてくれます。
『自分の努力を認めてくれた人の言葉』そのひと言が、その人にとって辛い時に自分を支えてくれる『心の宝物』になります。